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季節の香り

この季節になるといつものお散歩コースにどこからともなく杏仁のようなほのかに甘い香りがします。
毎年、なんの香りか気になって気になってしょうがなくて、周りが森ゆえになんの植物の匂いなのか、何年もなかなかわからなかった正体がようやくわかりました。

枇杷の花!

たまたま初めて通る住宅地の道を歩いていたらいい香り&ブンブンと虫の羽音が一つの木から。これでようやくわかりました。
そして、この羽音はどうやらミツバチだったようです。
秋の蜜源として枇杷の花にはたくさんミツバチが集まるみたいです。

私もこの枇杷の花の香りが大好きです。秋から冬のひんやりとした空気の中でこの香りがどこからともなく香ってきて、クンクン、とても幸せな気持ちになります。

こういった季節の香りに出会うと、視覚、聴覚だけでなく、匂いを伝えることができたらなぁ。といつも思います。
SNSなどでも、リアルタイムで目でみて聴くことはできるけど、嗅ぐことはできないから。(だからこそ、匂いの記憶って強烈に残るのかもしれないけれど…)

絵描きとしては絵で匂いまで伝えられる、感じられるような絵を描くことができたら、、、なんて高い理想を掲げながら。

毎日、この間野良猫と出会ったお散歩コースを枇杷の花の匂いを嗅ぎながら歩いています。

お散歩コースの枇杷の花。この隣にある柿の木目指して食いしん坊の老犬は歩きます。
お散歩コースの枇杷の花。この隣にある柿の木目指して食いしん坊の老犬は歩きます。